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ご挨拶 / 第23回日本小児外科漢方研究会

第23回日本小児外科漢方研究会
会長 北川 博昭
聖マリアンナ医科大学 小児外科

会長 北川 博昭

このたび第23回日本小児漢方研究会の会長をお世話させていただきますことになり大変光栄に存じます。主題は『誰でも使える小児漢方』としました。

私が小児漢方とおつきあいを始めた研究会発足当時は漢方薬の漢字をどのように読むかに苦労した印象がありました。「はんなつあつい」は「はんげこうぼく」、「ろくきみのこ」の呼び方は「りっくんし」と言う薬であったことを学び、その後は研究会の充実、小児漢方治療に興味を持って熱心に取り組まれる先生方のおかげで今では外来で処方内容の一つにこれらの漢字の呼び名が容易に出てくるようになりました。

漢方のおかげで、病気の治療方針まで変化した小児外科疾患もありました。インターネット検索で肛門周囲膿瘍と検索しますと、膿瘍の切開よりまずは漢方薬が用いられる方法が出てきました。また、なかなか治療方針が見当たらない頸部リンパ管腫にも幅広く用いられるようになりました。世界的視野にたてば国際学会でも日本の漢方に対する質問が多く見られるようになりました。欧文誌への投稿、採用も増えてきた印象です。

今まで漢方薬は中国の薬であるとのイメージがありましたが、実は日本で独自に発展した医薬品です。つまり、日本で独自の進化を遂げた薬のようです。漢方は成人領域で使用され、子供用の製剤はまだありませんが、小児領域に独自の進化を遂げているのが現状ではないかと思われます。

今回は素人でも気軽に用いることが出来る漢方薬、困ったときの漢方から一歩進んで積極的に用いる漢方薬に将棋の駒を進めてみてはどうかと考えプログラムを組んでいく予定です。